きのう(11月12日)の続き――。晩秋~初冬の野菜と果物を食べた。いつものお福分けである。
果物は柿が多かった。まず、甘柿と干し柿が近所から届いた。さっそく晩酌のつまみにした=写真上1。
わが家の道路向かいの奥に故義伯父の家がある。30年ほど前、埼玉県から引っ越してきて、家を建てた。義弟が新築を祝って、家の北側に甘柿の苗木を植えた。
故義伯父の家の甘柿は次郎ないし富有系。果肉はみかん色に近い。近所の甘柿は、それがかなり黒っぽい。小ぶりで丸い。甘柿にもいろいろ種類があるのだろう。
知人の家は通りに面してある。前の庭には、柿の木はない。若いころ、先代のおばあさんに頼まれて、裏庭にあるサクランボを摘んだことがある。通りからはほかの建物に隠れてよく見えないが、サクランボは、今はないようだ。代わりに、家を継いだ息子さん夫妻が柿の木を植えたのだろう。
酒を飲む前に柿を食べると、悪酔いや二日酔いの予防になるという。で、このところ毎晩、甘柿と干し柿を食べている。
後輩の農園を借りて野菜を栽培しているいわき昔野菜保存会の会員がいる。その人からは大根と紫大根、ニンジンをもらった。
こちらは煮物になって出てきた。大根も、ニンジンも軟らかい。紫大根は甘酢漬けにした。これも軟らかかった。
ではと、紫大根とニンジンを糠床に入れてみる。キュウリよりは硬いので、漬けておく時間を長めにした。
最初は丸一日、24時間。半分を取り出して試食する。やや硬さが残るが、味はしみている。ニンジンはやはり、軟らかい。甘みもある。紫大根もいい味をしている。
残りはさらに12時間おいて取り出した。計36時間。最初に塩味を感じたが、硬さはそう変わらない。これだと歯が悪い人はちょっと無理か。
大根もニンジンも今が旬。きのうも書いたが、自然と人事を季節ごとに整理した「俳句歳時記」でそれを確認する。
というより、歳時記を介して現実の季節感をより正確に把握する。歳時記はやはり、ブログ(あるいはコラム)を書く上で、貴重なハンドブックになる。
ということで、だんだん秋が深まってきた。糠漬けから白菜漬けに切り替えるときが近い。カミサンの実家からは柿の皮が届いた=写真上2。干して白菜漬けの風味用にする。
ミカンの皮も干したのがたまりつつある。ユズは白菜を漬けるときに、皮をむいてみじんにして散らす。残りは唐辛子と昆布だが、これは買いおきを利用すればいい。
今のところ、糠床をかき回してもゾクッとするほど冷たくはない。が、そろそろ表面にたっぷり食塩を敷き詰めて冬眠させるとしよう。白菜はどこか山里の直売所から調達することにしよう。
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