2023年5月6日土曜日

わが家も夏日

                      
 「みどりの日」は晴れただけでなく、風もなく、次第に気温が上がった。午前中は背広を着て、近所の神社の例大祭に出席した。

 昼前に帰宅したあとは、いつもの長そで、毛糸のチョッキに着替えたが、熱がすぐ体内にこもった。

 チョッキを脱ぐ。シャツをまくる。時間を追って汗を抑える手立てが増える。こたつも電気マットはオフにしているが、カバーが熱を逃がさない。ときどきカバーを上げて空気を入れ替えた。

 茶の間のガラス戸も、玄関の戸も開けて、風が通り抜けるようにしたが、空気はそよとも動かない。

 夕方、注文を受けた米を配達する。両側に広がる水田の先に集落がある。その一角のカレー料理店が配達先だ。午前中の祭典では、神社周辺で田植えが進んでいる話を聞いた。こちらでもだいぶ田植えが終わっていた。

 帰って、少したってから茶の間の置時計を見る。午後6時を過ぎたというのに、室温は25度を超えている=写真。いわき市南部の内陸・山田町では、午後1時にこの日最高の25.1度を記録した。わが家も早い時間から夏日になった。

 同じころ、ノートパソコンの画面付近を飛び回る虫が現れた。パチッとやると、アカイエカらしかった。そのうち、こめかみと左手の親指付け根あたりでかゆみを感じた。

 その年初めて蚊に刺された日を記録している。5月4日付のブログでも触れたが、「初めて刺された日」は5月20日ごろだった。それが近年、早まりつつある。

今年(2023年)は4月下旬に初めて蚊が現れた。「みどりの日」は気温が上がった。チクッとやられてもおかしくない、と思っていたら、その通りになった。

いずれにしても、5月4日のチクリは早すぎる。まずは庭にある鉢にたまった水を捨てる。そこがボウフラの温床になる。鉢をカラにすることで少しはチクリとやられる回数が減るはずだ。

地球温暖化が進んで、蚊の産卵が早まっただけではない。孵化(ボウフラ)~蛹~羽化のサイクル期間が延びて、「最後に刺された日」も、このごろは10月20日ごろから11月にずれこんできた。

わが家ではふだん、黄土色の蚊取り線香を使っている。人間ののどを刺激することはない。が、蚊の出現期間が長くなって、それだけでは間に合わなくなった。

去年(2022年)がそうだった。テレビのコマーシャルでおなじみのやつを買って来た。においがきついので、人間の近くには置けない。

その蚊取り線香が残っていた。人間ののどには影響のない、玄関の入り口に置いた。それでようやく、目の前を飛び回る蚊が消えた。

「こどもの日」も朝から晴れて気温が上がった。室温が25度を超えた10時過ぎから、目の前をちらつく虫がいる。庭からやって来たヤブカのようだった。これはたまたまらしく、間もなく姿を消した。昼間から蚊取り線香を焚くことは、さいわいなかった。

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