日曜日(6月11日)の朝は弱い雨になった。前週の日曜日は地区の球技大会が開かれた。夏井川渓谷の隠居へ行くことはできなかった。7日サイクルの隠居行きを1回休むと、半月ぶりになる。「雨だから行くのをよすか」では、3週間ぶりだ。
ここはとにかく、雨でもなんでも隠居へ行って様子を見なくては――と、生ごみを積んで車を走らせた。
隠居へは午前9時15分ごろに着いた。江田を過ぎたあたりで郡山からの2番列車とすれ違ったのでわかった。
渓谷へ向かうにつれて雨の量が増していた。これでは、土いじりはできない。生ごみも埋められない。ごみ袋に生ごみの入った小袋を詰めて、来週まで物置に保管することにした。前にもそうしたことがある。
ちょうどネギ苗の定植時期だ。いつもだと5月下旬~6月上旬に溝をつくって定植する。時期的には6月4日が最適だったが、球技大会があってできなかった。
秋の種まきは「10月10日ごろ」と、わりとはっきりした目安があるが、定植は苗が鉛筆くらいの太さになってから、という程度で、夏前に植えればいい、そんな感覚だ。
ただ、ネギの採種はそうはいかない。ネギ坊主が黒ずんできたので、隠居へ行くたびに表面を見る。殻が割れて黒い種がのぞくようになれば、すぐ回収する。切り取ったネギ坊主をさらに乾燥させてから、種を採る。
雨に濡れたネギ坊主は、まだ殻が割れてはいなかった。雨が上がり、太陽が出て乾燥すれば、間違いなく採りごろになるだろう。
キノコのなる木もチェックした。なにも発生していなかった。となると、もうやることはない。30分ほど滞在して街へ戻ると、北陸と東北地方が梅雨に入ったというニュースに接した。東北南部は平年より1日早い。ま、いつもの梅雨入りだろう。
このところ週末になると天気が崩れる。6月4日の日曜日はそれこそ例外的に「スポーツ日和」になった。11日はまた雨。前々から週末は梅雨のような天気が続いたので、「やっと梅雨に入ったか」という思いでもある。
そういえば、去年(2022年)は、東北南部の梅雨の期間は14日しかなかった。6月15日に梅雨に入り、同29日には明けた。6月の梅雨明けは観測史上初めてだった。
通りに面したわが家の角にアジサイが植わってある。車をバックしながら出すとき、右側から来る車がよく見えない。去年はそれで花が終わったあと、カミサンが剪定した。
するとそれが効いたのか、今年はいくつも花を付けた=写真。かえって通りの車が見えにくいほどだ。車の出入りにも差しさわりがある。
切り花にして茶の間にでも飾ってもらうしかないか――これもまた、わが家の梅雨の風景には違いない。
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