2020年5月2日土曜日

5月と一緒に夏がきた

 カレンダーが4月から5月に替わったとたん、夏がきた。きのう(5月1日)午後、行政区の役員さんと、担当する隣組の班長さんに「広報いわき」5月号を届けた。マスクをして集合住宅(3階ないし4階建て)を上下すると、たちまち息が切れる。踊り場でマスクをはずして呼吸をととのえた。
この日、いわきの山田で最高気温が24度になった。「夏日」一歩手前だった。茶の間にはこたつと石油ストーブがある。つい2、3日前までこれを使っていた。着ている服もズボンも冬物だ。それで動き回ったから、たちまち汗をかいた。

 夕方、用事があって平のマチへ出かけた。半月ぶりにいわき駅前のラトブに入った。様変わりしていた。地下1階の駐車場はガラガラだった=写真。地下2階からの上り口にはロープが張られている。駐車台数が減ったから、地下2階は眠らせて地下1階に集約したのだろう。

 1階のHIFUMIYAで買い物をした。東西に通り抜けられる「いわき横丁」で、テナントの飲食店がテイクアウトの弁当を売っていた。

エスカレーターは止まっている。1階の食料品と3階の薬局を除いて、2~3階の商業エリアは休業中と、ラトブのホームページにあった。市民サービスセンター(4階)と産業創造館(6階)も図書館(4~5階)同様、休みになった。エスカレーターを動かす意味がない、ということだろう。

 帰りは久しぶりに夏井川の堤防を利用した。土手をセイヨウカラシナなどの黄色い花が覆っている。しばらく行くと、堤防の上をツバメが飛び交い、岸辺からオオヨシキリのさえずりが聞こえてきた。

ちょっと“巣ごもり”している間に、マチから人の姿が消え、岸辺には夏鳥が到着していた。

 そうそう、車を運転すると他県ナンバーがいやでも目につく。東日本大震災と原発事故後、復興・廃炉作業のために全国から作業員がやって来た。北は北海道から南は沖縄まで、いわきではこの9年、他県ナンバーの車が普通に走り回っている。

よそのまちでは、今度のコロナ禍で他県ナンバーの車が傷つけられた、などという話を聞く。福島県内、特に浜通りの人たちは、9年前に同じことを経験した。少なくとも被害経験者にはコロナ禍を共に乗り越えよう、というやさしさがある(はずだ)。

0 件のコメント: