大型連休を中心にステイホーム(巣ごもり)をしているあいだ、戊辰戦争時、笠間藩神谷陣屋の奉行だった武藤忠信について勉強した。
勉強すればするほど読みたい本が出てくる。図書館は休み、となれば、どこにその本があるか、思いをめぐらせる。カミサンの実家にあったかもしれない。近くの公民館の本棚で見たような気がする――。青少年育成や体協など地域活動の事務局でもある公民館に顔を出したついでに本棚を見たらあったので、借りて読んだ。
読みたい本はそれだけではない。自分のなかに生まれては消える興味・関心がある。NHKの土曜ドラマ「路(ルウ)~台湾エクスプレス~」を見て、原作(吉田修一『路(ルウ)』文藝春秋2012年刊)を読みたくなった。
図書館のホームページで確かめると、総合図書館は「貸出中」、四倉図書館にあるのは借りられる。
きのう朝、カミサンに「四倉図書館へ行く」というと、ナメコと木下醸造元(平下神谷)のみそ漬けを頼まれた。そこでつくっているみそ漬けのキュウリがうまい。要は、道の駅よつくら港で買い物をして来て、ということだ。ついでに昼食用の弁当も買った(私はいつも「ほっき飯」にする。コロナで休業する前はもっとほっきの身があったような気がするのだが……目の錯覚か)。
それから四倉図書館へ寄った。1カ月前に総合図書館から借りた4冊を返却し、『路(ルウ)』と、本多徳次著『四倉郷土史』『四倉の歴史と伝説』の3冊を借りた=写真。神谷陣屋管轄の笠間藩分領研究では第一人者だった人の本だ。明治維新後の陣屋関係者の、四倉での事績がわかる。
図書館のホームページによると、当面は貸出・返却しかしない。開館時間は短縮された。貸出冊数はこれまでの倍の30冊、貸出期間も同じく倍の28日になった。ゆっくり、じっくり読んでください、ということなのだろう。その代わり、新聞・雑誌の閲覧や調査研究・勉強のための閲覧席の使用などはできない。
マスクをして、出入り口にある消毒液で手を消毒して、滞在時間は30分以内に――。借りたらすぐ帰ってくださいね、ということだが、3密を避けるにはそれもやむをえない。
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