週半ばのきのう(8月27日)は早朝、夏井川渓谷の隠居へ行って、キュウリとナス、トウガラシの「大辛」「激辛」を収穫した。併せて、大辛にごみ袋をかぶせ、茎に群がっているホオズキカメムシを揺すり落として“一網打尽”にした=写真上。
隠居の菜園では三春ネギ・ナス・トウガラシ・キュウリを栽培している。農薬を使わないので、行くたびに虫が群がっている。4日前の日曜日(8月23日)はこんな具合だった。
長梅雨に耐え、砂漠のような酷暑が続いて元気を取り戻したはずのネギだが……。何本か葉がちょん切られていた。ネキリムシ(ヤガの幼虫)のしわざに違いない。周辺の土を指でほじくり返すと、3~4センチの黒っぽいネキリムシが丸まって出てきた。3匹をブチッとやった。
このところ毎週、ネギをチェックしてはネキリムシを退治している。これまでにブチッとやったのは10匹ちょっとだろうか。おかげで春に定植したあと、勝手に“間引き”が進んだ。
せっかく育ったネギの葉なので、枯れた部分を取り除いて食べることにした。ナスやキュウリなどと一緒に写っているのが、ネキリムシ被害にあったネギの葉だ=写真下1。
それにしても、と思う。正六角形がつらなるアシナガバチの巣のハニカム構造はほれぼれするほど美しい。ホオズキカメムシの幾何的な産卵もまた、害虫であることをわきにおけば見事というほかない。
それ以上に、無傷のナスは紺色がすばらしい。これまで20年以上家庭菜園を続け、ナスも10回くらいは栽培したが、この夏ほど「茄子紺(なすこん)」が輝いて見えたことはない。ゆうべ、さっそく煮びたしになって出てきた。植えつけたときの様子、生(な)り始めたころの姿を思い出して、いとおしみながら食べた。
0 件のコメント:
コメントを投稿