2020年8月11日火曜日

渓谷の夏の花や虫たち

 日曜日の朝、夏井川渓谷の隠居に着くと、すぐやることが二つある。一つは石垣のすきまにすんでいるマムシの有無の確認。もう一つはキュウリの収穫。

 おととい(8月9日)は、いつもの場所でマムシが休んでいた。マムシは、目が合うとビクッとして、するすると石垣のすきまに姿を消した。キュウリは遠目にも生(な)っているのがわかった。黒い棒状のものが何本も垂れ下がっている。太くて長い。それがわかる。週半ばに採りに来るのを怠ったから、しかたがない。20センチ強の肥大キュウリ9本を収穫した。

マムシはそっとしておけばいい。キュウリを摘んだら、もうやることはない。カミサンは午後、用事がある。昼前には街へ戻っていわき市立美術館で「リサ・ラーソン展」を見る。隠居を離れる午前11時までは、首からカメラを提げて庭をぶらぶらした。

キノコはドクベニタケが1、2個。風呂場の角にはミソハギ=写真上1=とコバギボウシ=写真上2。

 ネギのうね間に何匹もジョロウグモの子が網を張っている。そのうちの1匹が、何度か庭を行ったり来たりしているうちに小さな虫を捕まえた=写真下1。あとで撮影データをパソコンで拡大すると、虫の羽は透明で、頭はハエのような感じ。ブヨ(ブユ)だろうか。人間が来た、吸血してやれ、と近づいたら、網にかかってしまったのかもしれない。

  そうしている合間にも、ときどきマムシの有無を確かめる。上の庭のへり、石垣の上に一部、古瓦が敷きつめてある。その上で体を温めていた。足音が聞こえたのか、2メートルほどに距離が縮まると、また石垣のすきまに消えた。

  近くにイラクサ科の葉が茂っている。橙色の頭と、黄と黒の派手な体色の虫が盛んに葉を食べていた=写真上3。蛾(フクラスズメ)の幼虫らしかった。

 さて、肥大キュウリは塩漬け(古漬け用)、糠漬けのほか、キュウリもみにした。キュウリもみを食べたが、皮が硬い。種もできている。やはり、週に2回は収穫しないと――。

0 件のコメント: