2021年3月29日月曜日

いわきオンラインツアー

        
 国際NGOのシャプラニール=市民による海外協力の会の「みんなでいわき!2021」オンラインツアーが、おととい(3月27日)開かれた=写真上1。

シャプラニールは東日本大震災・原発事故の直後からいわき入りし、緊急支援から生活支援に軸足を移して交流スペース「ぶらっと」を運営した。

現地支援の一環として、毎年、「みんなでいわき!」ツアーも実施している。10年の節目に当たる今年(2021年)はコロナ禍のため、オンラインでいわき~東京~全国各地を結び、被災地の今の様子やシャプラとつながりのできた人々の思いを聴いた。

オンラインツアーって? デジタル技術に弱い私はイメージがつかめなかったが、ZOOMというアプリを使ったネット上のツアーとミーティングだった。

限定30人で募った参加者には、事前に豚まんやオリーブパスタなどの「いわき特産品セット」が贈られている。

わが家の向かいにある故義伯父の家をスタジオにして発信した。シャプラがいわきで活動を続けたときの宿泊所でもある。

ここへ、津波から命からがら逃げた旧知の大工志賀秀範さん(平豊間)、おととし(2019年)の台風19号で大きな被害を受けたオリーブプロジェクトの農業木田源泰さん(平・平窪)、富岡町から原発避難をしている田中美奈子さん、ザ・ピープルの吉田美恵子さんが集結した。

木田さん同様、台風被害を受けた平窪の中華料理店シェフ吉野康平さんは自店から参加した。「コロナはにくんでも、豚まんはにくまん。」のキャッチコピーが朝日の「天声人語」に取り上げられ、すっかり有名になった豚まん製造のエピソードなどを語った。

カミサンはシャプラのいわき連絡会として、オンラインツアーの最後にあいさつした。私は自宅茶の間で、パソコンを介して同ツアー=写真上2=の様子を取材した

この日、3月27日には忘れられない思い出がある。10年前、シャプラの3人がわが家にやって来た。それからちょうど10年後、今度は故義伯父の家からいわきの情報が発信された。偶然とはいえ、感慨深いものがある。10年前のブログを要約して載せる。

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日曜日の3月27日午前、わが家にシャプラニールの副代表理事、事務局長、国内活動グループチーフの3人がやって来た。野菜の差し入れがありがたかった。

19日、北茨城市でボランティア活動をしたあと、22、23日といわきの避難所へ救援物資を運搬した。

原発事故でボランティアの足が止まっているいわきでなにができるか。市社会福祉協議会の常務理事に会い、市市民協働課長のアドバイスを受けて勿来へ足を運んだ。市勿来支所長と、復旧のための活動を始めつつある「勿来ひと・まち未来会議」のリーダーに会った。勿来支所では、災害現場を見て回った副市長とも偶然顔を合わせた。

「未来会議」のリーダーは「帰りに岩間と小浜を見て行ってほしい」という。現地を通って息をのんだ。分厚いコンクリートの防波堤が津波で破壊されていた。堤防・道路・民家とつらなる海辺の風景は消え、大地がえぐられ、むき出しになっていた。(ここからシャプラの5年に及ぶ活動が始まった)

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