2021年4月2日金曜日

新年度スタート

                     
 新年度がスタートした。4月1日がエイプリルフールであることはもちろん知っているが、どんな「虚報」がネットをにぎわしているのか、紹介されているのか――までは関心がなかった。

 そのなかで、スパリゾートハワイアンズが2066年、地下800メートルに世界初の地下テーマパーク「チカリゾート」を開業する、という“創業100周年事業発表会見を、知人がフェイスブックで紹介していた。なるほど、一服の清涼剤にはなった。

 去年(2020年)もそうだったが、社会全体がエイプリルフールを楽しむ余裕を失っているのかもしれない。私自身もそうだ。年度替わりということもあって、このところ毎日バタバタしている。

それでも、シダレザクラやソメイヨシノ、ヤマザクラの花を見ると、ざわついた心が落ち着く。そう、なにかがあって怒りが渦巻いているときやガックリきたとき、すぐ違うことを考えたり、見たりして気分を変える。花が、鳥が怒りを鎮めるだけでなく、元気をくれる。

年度替わりの今はやらないといけないことがある。そのひとつが区内会の仕事だ。隣組の新しい班長さんの名簿を整理し、それに基づいてこの日、役員さんと担当の班長さん宅に新年度初めての回覧資料を届けた。

 いつもだと朝のうちにやるのだが、義弟の定期診療があった。内郷の病院へ送り届けたあと、夏井川の堤防を利用して帰った。ハクチョウの姿はもうない。代わりに対岸、専称寺の周辺はヤマザクラの花で彩られていた=写真上1。この時期、好きな風景のひとつだ。平地の丘という丘が、ヤマザクラの花で薄化粧をしている。が、今年(2021年)はちょっと早すぎる。早すぎて怖いくらいだ。

今年初めて、堤防でツバメを見た。車の前を横切って行った。ツバメの飛来はほぼ例年通りだろう。すっかり見通しのよくなった河川敷のへりには雄のキジ。岸辺のヤナギが伐採され、枯れヨシが姿を消してからだいぶたつ。姿を隠す場所がないので、もうお目にかかれないのでは、と思っていたが、健在だった。それだけでも気分が晴れる。

そういえば、この日昼、出張販売の豆腐屋さんが来て、近辺に「サルが現れた」という。夕方、市の防災メールで隣の草野地区に野生ザルが出没したことを知る。先のはぐれザルが戻って来たか。

 きのう(4月1日)は青空がのぞいたが、その前の2日間は黄砂が空を覆っていたために、山の稜線がうっすらとしか見えなかった=写真上2。これもまた、気持ちをざわつかせる要因になった。

 午後、また内郷へ義弟の薬をもらいに行く。帰りは丘を越えて上荒川(平)へ抜け、カミサンの幼友達の病院にある桜をながめ、暮らしの伝承郷へ寄って用をすませてから、園内で花見をした。

 聖火リレーが始まって以来、胸の中に浮かんでいる言葉がある。「アンダーコントロール」。エイプリルフールということもあって、きのうは怒りが口から飛び出しそうになった。が、今は「アンダーコントロール」より「アンガーコントロール」だ。人間の暮らしの場の延長にある花や鳥を見て、いやな気持ちをあしたのエネルギーに換えた。

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