2021年4月4日日曜日

そのあと少しわかったこと

                          
 ブログに書いたあと、直接、あるいは電話やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス=会員制交流サイト)で届いたコメントから、疑問が解けたり、理解が深まったりすることがある。最近、そんなことが続いた。

 先日、写真をダンシャリしているというカミサンの幼友達から、カミサンに小学校時代の写真が送られてきた。学芸会の劇らしい。子どもたちの表情と体型からすると、小3ないし4年生だろうか――

3月21日付のブログ「ダンシャリと終活と地震」にそう書いたら、カミサン自身が同じ写真を探し出してきた=写真。裏書きに「昭和26年冬の学げい会」とある。小2のときの写真だった。あどけなさは同じでも、今の小2よりはたくましい感じがする。

小3でも小4でもない、小2。この個別・具体から、その後積み重ねられたそれぞれの人生の時間を想像する。すでに鬼籍に入った人がいる。ダンシャリと終活がより現実のものになる。

 3月28日付のブログ「広域農道初の大事故」は、無念の思いに突き動かされて書いた。3月25日午後5時40分ごろ、四倉町八茎字上手(うわで)地内の山腹を貫く市道(広域農道)で、四倉方面から小川方面へ走行していた44歳男性(小川)の大型バイクと、対向してきた63歳男性(四倉)の軽乗用車が正面衝突をした。バイクの男性は病院へ運ばれたあとに亡くなった。

 報道によると、バイクの男性は看護師だった。双葉郡の病院に勤務していたことを、男性を知るカミサンの幼友達から教えられた。さらに知人から、フェイスブックで前に一度、一緒にオフロードバイクで山を走ったことがある、というコメントが寄せられた。男性の仕事や趣味、暮らしの一端がうかがえる情報だった。

夏井川渓谷に義父が建てた隠居がある。ある日の朝、平の自宅から隠居へ出かけ、その足で広野町の二ツ沼総合公園へ直行したことがある。

平のマチに戻って国道6号を北上すると、ゆうに1時間はかかる。小川の国道399号から二ツ箭山腹を縫う広域農道を利用して四倉へ抜け、さらに常磐道いわき四倉ICと久之浜を結ぶ県道へ出れば、久之浜バイパスの終点から広野町まではすぐだ。

いったんマチへ下りてから北へ向かうルートは、四角形にたとえると下の3辺をたどるのと同じ。広域農道を使えば、上の1辺だけですむ。この直行ルートのおかげで、渓谷からわずか30分ほどで久之浜のはずれに着いた。

 亡くなった男性は、国道399号と広域農道が交差するあたりに住んでいたようだ。自宅から職場への通勤ルートは、私が広野へ行ったときのルートと同じだったにちがいない。そのルートが双葉郡沿岸部への最短距離だからだ。

広域農道のセンターラインは、はみ出しが可能な白い破線。これは道幅が6メートル未満の道路に引かれる。

前のブログにも書いたことだが、交通量が極端に少ない「天空のハイウエー」では、自分の車しか走っていない感覚に包まれる。私がそうだ。そのうえ、道の両側にはススキが生え、灌木が茂っている。バイクも車もついセンターライン寄りを走るようになる。そういったことが重なって、不運にも天空のハイウエーで最初の重大事故が起きてしまったのだろう。

後日、現場を確かめた。四倉側から巻くように下って仁井田川に架かる八茎橋を渡ると、今度は小川へ向かってほぼ一直線に上り坂が続く。真っすぐの道路だからこそかえって危険なのか。同じ広域農道利用者として、あらためて男性の無念を思った。

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