2021年6月27日日曜日

直接予約がよかったか

        
 わが家の隣家にカミサンの弟が住む。デイケアに通っている。私と同じ日にコロナワクチンの接種券が届いた。義弟はパソコンもスマホもやらない。夫婦で話し合って、まずはかかりつけの医院で聞いてみよう、ということになった。そこはコールセンターかネット予約が前提だ。やはり予約してください、ということだった。

私のかかりつけ医院も同じだ。ネット予約を試みたら、たまたま7月下旬に空きがあった。あとはずっと先まで予約で埋まっている。ポチッとやった。

それにならって義弟のネット予約にとりかかる。少し日数がたっていたせいもあるのか、かかりつけ医院も、平地区の集団接種会場も先の先まで予約で埋まっていた。大きな集団接種会場の21世紀の森公園へは、店を閉めてまで出かける気にはならない。

ネット予約はあきらめ、電話で予約が可能な医院を探す。たまたま車ですぐのところに「直接予約を受け付ける医療機関」があった。指定された日時にカミサンが電話をするとすぐつながり、1回目と2回目の接種日が決まった。

カミサンはすでにかかりつけ医院で1回目の接種を終えている。こちらも「直接予約を受け付ける医療機関」だ。薬をもらいに行ったとき、窓口で予約をしたら自動的に2回目も決まった。

となると、ネットで予約した私だけ2回目が決まらない。接種券と一緒に入っていたネット予約の説明書=写真=には、1回目を終えたらすぐ2回目の予約を、とある。接種日以降にネットの画面を開くと2回目の予約ボタンが表示されるという。そこから、21日以上経過した日のなかから2回目を予約することになる。

およそ3週間後という目安を大幅に超えることはないのか。1回目を終えたところで、自動的に2回目の日時が決まらないのか――かかりつけ医院へ薬をもらいに行ったついでに、窓口で聞いてみた。

「ネットで1回目の予約をとった。2回目もやはりネット予約が必要?」「そうなります」「すると、3週間後とは限らないよね、3か月後ということもありうるよね」「3カ月後は、ないです」と笑われた。3週間がたったら早い時期に決まる、ということなのだろう。

いろんなやり方があるのはいい。が、あれもある、これもある、ではかえって年寄りは混乱する。実際、カミサンもあれこれ迷い、悩んだ末に、直接当たって予約することに“成功”した(一時は、私が「できない」というものだから、若い人にネット予約をお願いしたほどだ)。義弟の場合も結局、かかりつけ医院とは別の医院を選んだ。

ネットでかかりつけ医院の予約状況を確かめたとき、ため息が出た。1回目が決まっても、2回目がいつになるかわからない不安に襲われた。2回目が決まっている人が周りに増えるほど、取り残されたような気持ちになった。

かかりつけ医院の窓口で笑いがおこり、それで初めて少し安心したのだが、それでもすっきりしたわけではない。とにかくめんどうくさい。ネットでも最初から1回目と2回目がセットで予約できるようにしてほしかった。

0 件のコメント: