2022年6月16日木曜日

梅雨入り

        
 家の周りのアジサイが色づき始めた=写真。きのう(6月15日)、朝起きて見上げれば湿りを帯びた曇天だ。そろそろ、かな。その通りになった。同日午前、東北地方が梅雨入りをした。

 東北北部は平年並み、南部は平年より3日遅い。去年(2021年)よりは南部・北部とも4日早いという。

曇雨天続きのなかで、月曜日(6月13日)だけが朝から晴れた。これがなければもっと早く梅雨入りをしていたのではないか。なにしろ、6月6日に九州~東海を飛び越えて、隣の関東甲信が梅雨入りをしたのだから。

ちなみに、九州南部・北部が11日、四国が13日、中国、近畿、東海、北陸が14日だった。西から順にという“経験則”は崩れてきたのだろうか。

 日曜日(6月12日)は小雨で、夏井川渓谷の隠居へ出かけても土いじりができない。行くのをやめて、午後、街で用を足した。

 しかし、次の日曜日まで行かないとなると、菜園のネギ坊主が気になる。それともう一つ、小川町の「白鳥おばさん」から新しい情報が届いた。

 小川町三島の夏井川から下小川に流された残留コハクチョウの「エレン」のほかに、下小川にはもう1羽、左の翼をけがして残留したコハクチョウがいるという。

 前にエレンの居場所が分かった話を書いた。愛鳥家でもある若い知人(カメラマン)が現地に赴き、2羽を撮影した。

 実はこの春、三島のエレンに寄り添うように、1羽の幼鳥が飛来した。白鳥おばさんは「コレン」と名付けて2羽にえさをやり続けた。

 そのコレンが1カ月後には姿を消した。けがをしているわけだはなかったので、体力がついて北へ向かったのだろうと、私は思っている。

 下小川に2羽、という話を聞いてコレンを連想したが、若い知人の写真を見ると、左翼がだらりと下がっている。白鳥おばさんも「コレンとは違う」という。全く存在が知られていなかった残留コハクチョウではないか。

 下小川の長福寺の近くの水田にいたという情報を手がかりに、隠居へ行く途中、寄り道をしたが、確認はできなかった。

 隠居に着くと、すぐネギ坊主を収穫し、生ごみを埋めたあとは、「キノコの生(な)る木」をチェックし、マメダンゴ(ツチグリ幼菌)が眠っているはずの庭でそっと足踏みをした。マメダンゴが地中に形成されていれば、「プチッ」という破裂音が聞こえる。

じっくり探すなら、潮干狩りよろしくフィールドカートに座り、三本熊手で土をガリガリやるのだが、その時間はない。早々と切り上げて帰宅した。

ネギ坊主にしろ、マメダンゴにしろ、梅雨どきと密接に結び付いた自然の恵みだ。頭ではなく、体が反応して、日曜日ではないが、隠居へ行かねばという思いがふくらんだ。

きょう(6月16日)は暑くなるとか。寒暖の変化には体がついていけない。今もって長袖シャツ、そして座卓(こたつ)のカバーを取らずにいる。

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