6月2日昼前、街へ出かけたら、西空に積乱雲がわいていた。夕方、雷鳴がとどろき、少し雨がぱらついた。
いわきの平地はその程度ですんだが、東京その他の関東、福島県内の中通りでは天気が急変し、雹(ひょう)が降った。
この雹による農作物被害がメディアで報じられた。須賀川では、植えて何日もたたないキュウリ苗に被害が出た。家庭菜園もあちこちで雹にやられたことだろう。
パソコンでメールを確かめると、防災情報がずらりと並んでいた。6月2、3日と浜通りにも「竜巻注意報」が出た。
「雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。落雷、ひょう、急な強い雨にも注意してください」
日曜日(6月5日)に夏井川渓谷の隠居へ行くと、庭にたくさん青葉が落ちていた。突風? 雹? 隣の集落に住む友人によると、渓谷にも2日、雹が降ったらしい。ゴボウの葉などが少しやられたということだった。
5月29日には北関東の栃木県佐野市と群馬県高崎市で最高気温が35.2度と、全国で今年(2022年)初めての猛暑日になった。いわきも暑かった。
気温が上がったと思ったら下がる、あるいは梅雨に入ったかと思わせるような曇雨天になる。きのう(6月6日)は朝から冷たい風と雨になり、こたつと石油ストーブをつけて過ごした。
同日、関東甲信地方が九州などの西日本より早く梅雨入りをした。東北南部はどうだろう。まさか九州より早い、ということはないと思うが。
先月、隣組の回覧網を通じて、いわき市の防災マップが全戸に配布された=写真。①土砂災害警戒区域②土砂災害危険個所③河川洪水浸水想定区域④津波浸水想定区域――が白地図に書き込まれている。
雷雨だ、竜巻だと、天気の急変がいわれる時節になったので、まずはじっくり眺めてみた。
ざっと2年前に河川洪水ハザードマップが全戸に配布された。③は当然、河川洪水ハザードマップと連動している。同マップの改訂のポイントは、想定最大規模降雨量を「70年に一度」から「1000年に一度」にしたことだ。
「1000年洪水」がどんなものか、まるで想像がつかない。が、低気圧や台風が凶暴化しつつある現在、過去の経験・データは役に立たない、むしろそれにしがみついていると避難が遅れる――それだけはわかる。
防災マップでは気象情報・避難情報の種類や避難方法、情報入手の方法なども解説している。
たとえば、「キキクル」で検索すると、土砂災害や洪水などの危険度の高まりをネットの地図上で確認できる。
「重ねるハザードマップ」は、津波や洪水、土砂災害などの災害リスクを地図上に重ねて表示できるもので、防災マップとつながっている。
操作の手順を兼ねて、ときどき、「キキクル」を開いて、自分の住んでいるところがどんな状況なのか、おさらいするのもいいか。
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