2022年12月5日月曜日

座椅子が直る

                      
 11月最後の日は忙しい一日になった。朝10時。家で新しい車が来るのを待っていると、後輩がやって来た。

 「今朝のブログを読んで、気になったものだから」。その日、在宅ワークに使っている茶の間の座椅子が壊れた話をアップした。

 壊れた瞬間、カミサンが後輩の名を口にした。後輩に見てもらって、できれば直してもらおう、という思いが込もっていた。

 まさかそんなことは、ブログには書けない。が、行間からなにかを感じ取ったのだろう(原稿を書きながら、後輩の顔が浮かんだのも事実だが)。

 テレパシーというのは、一種の「以心伝心」かもしれない。互いの思考、行動を熟知した間柄だからこそ、「無言の言」として届く。想像力が支えるコミュニケーションといえばいえるか。

後輩は海外生活が長かったこともあって、DIY(ドー・イット・ユアセルフ)精神が旺盛だ。日用品や家具の修繕はもちろん、剪定枝や伐採木を燃料にした薪ストーブも自作してしまう。

後輩が参考にするのは主にユーチューブらしい。西洋野菜の栽培も、調理もユーチューブを見てやる――とよくいう。ネットをうまく利用しているわけだ。

一方の私は、何かが壊れたら壊れたままにしてしまう。なんとかしようという気持ちも、ウデも持ち合わせていない。そこまで見越して、座椅子を見に来たのだろう。

そこへ新しい車が来た。この日が大安だったので納車日に決めた。その経緯はきのう(12月4日)書いた。

座椅子はカミサンにまかせ、新しい車の動かし方をおさらいした。そうこうしているうちに、後輩が座椅子を持って自宅に戻った。

座椅子はあっという間に直って来た。届いた車の慣らし運転を兼ねて、いわき駅前の総合図書館へ出かけたとき、カミサンから連絡がきた。

急いで帰宅する。座椅子が元のとおり、こたつの前に置いてある。「あくまで応急処置だから」。そして、なぜ左側の基部が壊れたかを推測して、座椅子を長持ちさせる方法をアドバイスする。

背もたれを倒して昼寝をしたあと、体を左にねじって起こすのではなく、ひじ掛けの両端に手を置いてまっすぐ上半身を起こすようにするといい、という。なるほど、後輩の言うことがいちいち腑に落ちる。

その日はそれで終わった。が、カミサンが別の用事を頼んだようだ。新しい車を庭に入れ、道路に出るとき、なんとなく家のわきの生け垣が気になった。

翌々日、またやって来て、生け垣の剪定をしてくれた=写真。カミサンは5回目のコロナワクチン接種に出かけて留守だった。

地面に散乱する小さな枝葉を集めてごみ袋に詰めた。そのくらいはしないと、ほんとの「グータラ」になってしまう。

新しい車が来て、きょう(12月5日)で6日目、庭への出し入れが一番気を遣う。生け垣の剪定後は、バックで道路へ出るときに余裕が生まれた。

道路から庭へ入るとき、右前部が生け垣に接触しないか、ちょっと気になる。当面はその点だけを注意すればいい。

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