2022年12月6日火曜日

孫の一言

 

 サッカーのワールドカップカタール大会で日本が決勝トーナメントに進出し、ベスト8を賭けたクロアチア戦がきょう(12月6日)午前零時から行われた。

試合は1-1のまま延長戦に入っても決着がつかず、PK戦で敗退した。残念、でもよく頑張ったのではないか。ネットで結果を知ってそう思った。

 小学校のときはソフトボール、中学校ではバレーボール、高専ではバレーボール部を経て陸上競技部に入った。

 サッカーは、中学生のときに体育の授業で経験した。グラウンドに雪が積もると、授業がサッカーのゲームに切り替わる。それはそれで楽しかった。体がホカホカした。

私が高専に入ったのは昭和39(1964)年。東京五輪が開かれた。テレビでは主に陸上を見た。男子100メートル競走はボブ・ヘイズ(米国)、マラソンはアベベ・ビキラ(エチオピア)が金メダルを獲得した。

日本の選手では、飯島秀雄が男子100メートルに出場し、依田郁子が女子80メートルハードルで5位に入賞した。2人を指導した吉岡隆徳もまた、ロサンゼルス五輪で東洋人として初めて、100メートル競走で6位入賞を果たした。別名、「暁の超特急」。この3人の名前をセットで覚えた。

 スポーツ観戦はどうやら個人の運動歴と関係があるらしい。大相撲やプロ野球以外では、断然陸上競技が多い。

 上の子はサッカーとラグビーに熱中した。その子ども、つまり孫もまたサッカーをやっている。上の孫は中3になってから陸上競技に移った。

 ワールドカップは中東のカタールで行われている。日本では深夜、あるいは未明の放送になる。夜9時に寝てしまうジイサンには、テレビ観戦はちょっときつい。いつも翌日のニュースで結果を知る。

 日本―スペイン戦は、日本時間の朝4時からだった。これは、見ようと思えば見られる時間だが、いつものようにブログをアップして、またベッドに入った。

 再起床したのは、試合が終わったあとだった。ニュースで勝利を知って驚いた。この日、街へ出かけたカミサンはラトブに置いてあった県紙の号外=写真=で結果を知った。それを家に持ち帰った。

 翌日の夕方、息子一家が来た。上の孫と少し話をした。スペイン戦は、両親と弟は早起きして見た。自分は寝ていたという。

 ニュースを通じて感じたことを伝える。「堂安は生意気だな」「ホンダ(本田圭佑)みたいにビッグマウスだから」「ほほ―、力があるんだ」

 そのあと、ガーンとなった。新しい車が庭にある。「(車を)替えたんだ」という。「『アクア』っていうんだ」。すると、すかさず「『〇〇ウス』でなくてよかった、高齢者の事故が多いから」。夫婦で大笑いしてしまった。

 孫から見ると、確かに高齢者には違いない。事故を起こしてニュースになった80代、90代となんら変わらないのだ。

 いずれ免許を返納するときがくるだろう。そのときは潔くマイカーを手放そう――そう思わせる一言だった。

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