2023年4月13日木曜日

水道が止まらない

                              
 このごろは夫婦そろって朝が早い。夜の8~9時になると寝床にもぐりこむのだから、当然といえば当然か。

朝の6時前、カミサンが味噌汁と卵焼きをつくったあと、流しの水道を開けたら水が止まらなくなった。

呼ばれて行くと、激しい勢いで蛇口から水が流れている。蛇口を全開したのと同じ状態だ。しかも、蛇口のハンドルが途中までしか閉まらない。さて、どうしたものか。

とりあえず「いわき市水道局 漏水」で検索すると、夜間の連絡先(水道局)が表示された。電話をかけると、当直らしい職員が出た。

状況を説明する。「蛇口のパッキンが原因ですね、メーターの元栓を閉めてから、業者に連絡してください」

アドバイスに従って、家の東側軒下にある量水器の鉄製のふたを開け、メーターの手前にある元栓を閉めると、家から「止まった」という声がした。

この間、20分ほど。排水管からあふれた水が軒下にあふれ、通りの側溝へと流れ出していた=写真。

次はパッキンの交換だ。少し早いと思ったが、わが家の「水道のホームドクター」(高専の同級生)に電話を入れて、用件を録音する。

7時前に彼から電話がかかってきた。彼への電話は、大半が夏井川渓谷の隠居での水道管トラブルだ。たとえば7年前にはこんなことがあった。

 ――真冬の室温は氷点下5度になる。隠居へ通い始めて20年余りの間に、洗面所と台所の温水器が計6回ほど凍結・破損し、床を水浸しにした。それに懲りて、冬は水道のホームドクターのアドバイスに従って、洗面所の水道の元栓を閉め、台所の水道管に接続してある温水器の水を抜くようにしている。

 ところが、そうしていても、厳寒期、台所の蛇口をひねったら、急に水が細くなり、断水した。ポンプのパッキンが劣化して空気が入るからではないか、という。ポンプを交換すると、前以上に勢いよく水が蛇口からほとばしり出た――。

水道のホームドクターは今回も隠居のトラブルだと思ったらしい。「今回はわが家」。ホームドクターの家からも近い。水道局とのやりとりと症状を説明すると、「あとで行く」。

元栓を閉めてから3時間弱、8時半には工具を持って現れた。蛇口をはずすと黒い液体がこぼれ出た。パッキンの劣化が明らかだった。

すぐ新しいパッキンに取り換える。指示に従って量水器の元栓を開けると通水した。蛇口の開け閉めも前よりは少しきつめにしてもらった。

修繕費用は? 「いいよ」。というわけで、いずれ飲み会とか、なにかの機会に張り込むことになる。ありがたい。とにかく早朝、突然のトラブルは解消した。人間同様、家もあちこちでガタがきているようだ。

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