試合会場は、滑津川河口左岸近くにあるいわき新舞子ヴィレッジ。サッカートレーニング施設「Jヴィレッジ」にちなんで命名されたのだろうと、漠然と考えていたが、それ以上の関係だった。Jヴィレッジ(株)が指定管理者になっていた(勝手に「Iヴィレッジ」、いや新舞子の頭文字をとって「Sヴィレッジ」と呼ぶか)。
わが家からSヴィレッジまでは車でおよそ10分。海寄りの農村地帯にあって、道の両側には田んぼが続く。田植えの終わったところがある。水を引いて代かき中のところがある=写真。
例年、ゴールデンウイークが終わると、わが生活圏内の田んぼはあらかた青田に代わる。10連休の今年(2019年)も、いつものように田んぼに水を引き、代かきをして、田植えをする――そういう段取りで進んでいるのだろう。少雨で川の水が減っているが、今のところは大丈夫のようだ。
午後遅くインド料理店に米を配達したあと、早く植えることで知られる「神谷(かべや)耕土」の様子を見に行く。やはり早い。あらかた田んぼに水が張られている。すでに何枚か稲の苗が風にそよいでいる田があった。機械を使って田植え中、あるいは代かき中のところもあった。
わが生活圏には出羽、立鉾鹿島の二つの神社がある。神谷耕土に田んぼを持つ農家は、どちらかの氏子だ。立鉾は田植え時期の5月、出羽は稲刈り時期の10月に例大祭が行われる。立鉾は、今年はきょうがその日だ。朝10時からの祭典に出席し、帰ればまた仕事を続ける。
仕事は4割までできた。5月中旬の締め切りに間に合いそうな感じがしてきた。農家の田植えもそのころにはあらかた終わる。今年は農家の人たちがより身近に感じられる。
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