2019年8月2日金曜日

朝刊のように届ける

 わが区内会は30の隣組で構成されている。行政の広報資料は、役所―行政嘱託員兼区長―区役員―隣組長という流れで各家庭に届く。
 資料には「各戸配布」と「回覧」の二つがある。各戸配布の場合は、隣組の世帯数の分だけ枚数を数えないといけない。回覧だと、どの隣組にも同じ1枚ですむ。月に3回(1・10・20日)、カミサンの協力を得て資料を振り分け、紙袋に詰めて役員さんに届ける。

梅雨には梅雨の悩みがある。資料が雨で濡れないよう、空模様を見ながらの配達になる。今年(2019年)は日照不足と多湿が長引き、火曜日(7月30日)に東北南部の梅雨明けが発表されると、今度は猛暑が始まった。暑さ対策もおろそかにできない。

8月最初の資料は福島県と市の広報紙(県は隔月刊、市は月刊)、各戸配布だ。前日に袋詰めはすんでいる。1日もまた猛暑になりそうだ。いつものように9時、10時に配る――では遅い。6時すぎなのに、すでに朝日が高く昇り、気温が上昇しつつある=写真上1。

2紙取っている朝刊は3時と6時に届く。遅い新聞が届いたのを機に、朝刊のように配っちゃえ――と、家を飛び出した。汗だくになったが、6時40分前には配達が終了した。

それが、よかった。気温は上昇する一方。エアコンのない「昭和の家」だ。戸と窓を全開しても、茶の間の温度は早々と30度を超え、正午過ぎには35度を突破した。こうなると、いくら扇風機を「強」にしても、部屋にはいられない。

日中は北側の寝室に移り、ベッドに横になって本を読んで過ごした。それくらいしかできない。コップに氷を入れて、麦茶と水を交互に、何度も飲んだ。どぶ漬け(塩水漬け)にしたキュウリをザク切りにして冷やしておき、ときおり口にしては塩分を補給した。
夜になっても暑気は引かない。9時前、庭から茶の間にアブラゼミが飛び込んできた=写真上2。そういえば、早朝の資料配達中に初めてミンミンゼミの鳴き声を聞いた。家に帰ると、庭の方からアブラゼミのささやき声が聞こえてきた。羽化したばかりらしい。今度はまた、暑さをかきたてる生きもののコーラスが加わる。

こうなったら、できるだけ早く寝て、未明に起き出し、やることをやって、日中は涼しいところを探して静かにして過ごす――これを実践するしかないようだ。

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