2019年8月10日土曜日

真夏の庭の虫たち

またまた暑い話で恐縮ですが――。きのう(8月9日)は朝から気温が上昇して、午後1時半過ぎには室温がついに36度を突破した。わが家の観測史上最高気温だ。いわき市山田町でも最高気温が36.3度に達した。今年(2019年)最高、そして8月の観測史上最高だった。
きのうは、前の晩早く寝たので、3時20分には起きた。夏至からざっと1カ月半、日の出が遅くなっている。太陽が昇るとたちまち室温が上がる。8時前には予定の仕事を終えたい。その後は、茶の間で打ち込み作業をしたり、北側の寝室で本を読んだり、庭で緑を眺めたり……、だらだら日中をやり過ごす。

庭の木々を外から眺めている分には、蚊には刺されない。蚊も直射日光を浴び続けると、熱中症になってしまうのではないか。暑さを避けて樹下にひそみ、熱や二酸化炭素を感知すると熱源に襲いかかる。樹下は涼しいはずだが、蚊のえじきになるので立ち入らない。

しかし、猛暑でもヒラヒラ飛んでいるものがいる。この1週間だけでもナミアゲハ=写真上=と神様トンボの雌=写真中=を撮影した。
セミも急ににぎやかになった。きのうは早朝4時35分にミンミンゼミ=写真下=が鳴き出した。ミンミンミー。最初はつつましく、やがて日が高くなるとつんざくように、ミンミンミンミンミー、ミンミンミンミンミー……。夕方にはアブラゼミのジリジリジリジリと二重奏になった。
長梅雨の影響か、今年、庭でセミの声を聞いたのは8月に入ってからだった。以来、ツクツクボウシも加えて、生き急ぐように鳴き続けている。

 ジョロウグモの子ども=写真右=があちこちに巣を張っている。庭に止めている車の窓を全開したら、あっという間に後部座席の窓に網をかけた。そのまま街へ出かけた。時速50~60キロともなれば、バタバタ空気がなだれ込む。さすがにクモはどこかへ退避したようで網から姿を消した。

夜になっても熱気は引かない。1日には庭から茶の間にアブラゼミが飛び込んできた。夕べはミンミンゼミがやって来て、一泊した。わが家では、いながらにして“虫撮り”ができる。

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