夏井川渓谷の隠居で栽培しているキュウリが次々と実をつけている。間もなく終わり、という意味では今が絶頂か。
日曜日と、週半ばの水・木曜どちらかの日、採りに行く。おととい(8月22日)は苗2本から大・中14本が採れた。小さいものはすぐ糠床に入れ、形のいいものを3本、小口切りにして、ナスとミョウガ(これはみじん)の即席漬けにした。夕方の食卓に古漬け(糠床に2、3日置いたもの)と即席漬けを並べた=写真。
夏の暑さが続くときには、浅漬けだけでなく、塩分の濃い古漬けも欲しくなる。小さいキュウリはたいていそうする。これも小口切りにして食べる。塩気が強ければ少し水にさらす。採りたてを漬けるから、どちらも歯ごたえはいい。
7月は、自産のキュウリだけでなく、カミサンの知り合いからたくさんキュウリが届く。毎年のことなので、糠床とは別の甕(かめ)を用意して、塩だけの古漬けにする。こちらは冬に食べる。
その甕が今年(2019年)はない。去年から梅漬けに使っている。梅がまだ残っている。で、糠床で浅漬けと古漬けの両方をつくってきた。
しかし、一度に14本も採れた日には、糠床だけでは間に合わない。即席漬物容器がある。おとといは夕方、思い立って即席漬けもつくった。2時間ばかりで、糠床の浅漬けとは違った鮮やかな緑色の漬物ができた。
きょう(8月24日)は朝、15日からホームステイをしていたスペインの若い夫妻が東京へ戻る。週明け早々には帰国する。ゆうべ、実質8日間のいわき滞在最後の日、少しアルコールを飲みながら話した。
奥さんはベジタリアンだ。なにかないか。自産のキュウリがまだある。即席漬けを食べさせたい。前はキュウリ・ナス・ミョウガだったが、今回はこれに大根を加え、底に小さい昆布を敷いた。夜7時、2人が外出から戻ってくる。押し蓋付きの即席漬物容器に入れてから2時間ちょっと。いい塩梅に即席漬けができあがっていた。
夕食はまだだというので、カミサンがハムソーセージ抜きの冷やし中華を出す。英語を交えて即席漬けの説明もする。2人はどちらも「おいしい」という。実際、塩と昆布でほどよくまろやかな味になった。自分でいうのもなんだが、うまくできた方だ。「おいしい」という言葉を素直に受け止めた。
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