2021年5月12日水曜日

ゆっくり夏服に

                      
 日曜日(5月9日)に夏井川渓谷の隠居で土いじりをした帰り、いわき駅前のラトブで買い物をした。

 コロナ感染症防止一斉行動の実施に伴い、市立の美術館や図書館などが4月29日から5月16日まで臨時休館になった(きのう=5月11日、臨時記者会見で市長が5月31日までの延長を発表)。

ラトブの4~5階に総合図書館が入居している。三日にいっぺんは本を借りに行った。図書館が休みでは街へ行く理由がない。

 4月28日以来、11日ぶりのいわき駅前だった。街はすっかり初夏の装いに替わっていた。シャツや半そでシャツの人が目立った。若い人だけではない。同世代にも夏服に切り替えた人がいる。

 私は、ズボンはコール天(コーデュロイ)、シャツは厚手の長そでのまま。慢性の不整脈なので血の巡りが悪い。日中は暑いからといって薄手の半そでに切り替えると、気温の低い朝や晩には手足が冷える。

 とはいえ、大型連休前にはツバメが近所のスーパーにやって来て、巣づくりを始めた=写真上1。連休が終わったら、いつもの魚屋さんからスズキの粗をもらった。日曜日、カツオの刺し身のほかに、スズキの粗汁が出た=写真上2。街だけでなく、自然もまた初夏のステージに移った。

5月、10日までのハマと内陸の気温はどうだったか。小名浜は9、10日と最高気温が25度前後だったが、それまでは20度そこそこだった。内陸の山田(いわき市南部)もまた2日を除いて20度を超え、「みどりの日」の4日には24.8度と夏日に近かった。半面、最低気温は3日が5.7度、9日が13.3度と、ハマの小名浜以上に波がある。

日曜日には隠居の畑で、フィールドカートに座ったまま草むしりをした。それだけの作業でも直射日光をあびて汗をかいた。コール天のズボンと長そでで屋外作業をするのはそろそろ終わりだ。今度は熱中症に注意しないといけない。

一枚ずつ皮をはぐように、ゆっくりゆっくり冬服から夏服に切り替える。とりあえず、ズボンを薄手のものに替えた。シャツも最低気温を見ながら、夏用の長そでに切り替える。新陳代謝機能が衰えた今は、若者のようにパッパッとはいかない。

ただ、履物だけは早い時期に冬用から通気のいい夏用に切り替えた。冬靴では熱がこもって足が蒸れる。これは耐えられない。

 寝床の掛布団も、一時は毛布やらなんやらが上に掛かっていたが、今はすっかり薄くなった。しかし、パジャマはまだ冬のままだ。

このごろは布団が軽くなったせいもあるのか、体が右に左にとよく動く。肩が布団から出てしまっているときもある。厚手のパジャマだから肩が出たくらいでは寒さも感じないが、「風邪は背中から引く」という作家池波正太郎の言葉もある。で、夏のパジャマにはなかなか切り替えられない。

 こたつを利用した座卓もそうだ。三重のカバーの中に熱がこもる。といって、薄手のカバー1枚だけだと、太もものあたりがまだ寒い。

コロナ禍の今、風邪を引いて熱を出すことが一番怖い。ここはやはりガマンできるものはガマンするしかない。

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