2021年5月4日火曜日

大型連休の過ごし方

                      
   新聞に4判の白黒コピーのようなチラシが入っていた。「感染拡大防止一斉行動」とある=写真。どこが出したのか。「いわき市新型コロナウイルス感染症対策本部まん延防止対策班」だった。

市は4月24日~5月16日を感染拡大防止一斉行動期間に決め、4月29日から公民館や図書館、美術館、文学館などの公共施設を臨時休館にした。

チラシは一般市民向けで、①不要不急の外出・往来自粛②家庭でも対策を③事業所・学校は取組の強化を――と訴えている。①には「今年のゴールデンウィークは、旅行や帰省を控え、市内に留まって、自宅でゆっくり楽しみましょう」とあった。

巣ごもりが日常の年金生活者だから、あえて意識して外出・往来を自粛する必要はない。4月後半の日曜日、連続して市境を超えるマイクロツーリズムを敢行した。すでに遠出はしたので、4月29日から5月5日までの大型連休中は、いつものように巣ごもりをして過ごす。

とはいえ、人間は一人で生きているわけではない。家事がある。一日のほんのちょっとの時間であっても、所属する団体(区内会やいわき地域学會)の仕事がある。関係しているコミュニティの数だけ他人とのかかわりも増える。

この大型連休中も日替わりで仕事をした。4月29日=区内会の回覧チラシづくり、同30日=回覧資料の袋詰めと、地域学會の市民講座延期案内はがきの印刷、総会資料づくり。

感染防止一斉行動で市民講座の会場に予定していた市文化センターが臨時休館になった。1カ月延期を会員に連絡しないといけない。定期総会も去年(2020年)と同様、書面審議に切り替えた。その資料を印刷できるところまで、事務局の3人で半日がかりで整理した。

5月1日=朝、回覧資料(「広報いわき」と区費納入の案内チラシ)を、役員さん宅や担当する隣組の班長さん宅へ届ける。同2日は日曜日。夏井川渓谷の隠居で土いじりをした。同5日、つまりあしたはFMいわきで収録がある。3日もそうだったが、4日はそのための準備に充てる。

コロナ禍を機に、古巣のいわき民報で拙ブログの連載(「夕刊発磐城蘭土紀行」)が始まった。今年(2021年)はさらに4月から3カ月間、FMいわきでも「FM発磐城蘭土紀行」を週1回放送している。

ブログは晩酌をやりながら下書きをし、寝る前に入力して早朝、清書したのをネットにアップする、というやり方だった。が、新聞転載が始まると、活字になって残る怖さがよみがえった。今は一日早く原稿をつくっておく。そのために、日中、ブログを仕上げるという、現役並みのやり方に替わった。

だから、巣ごもりというよりは、テレワークで「新聞コラム」を書いている記者、といった意識になるときがある。

巣ごもりをしていたら、コラム(ブログ)を毎日は書けない。かといって、酒場で情報を集めるのも時世と年齢と経済が許さない。

外出・往来自粛は人込みを避けよ、ということであって、隠居へ出かけて土いじりをしたり、近くの石森山へ車で行って、遊歩道を散歩したりするな、ということではない。

行政は巣ごもりしか言わないが、ひとり散歩・ひとり釣り・ひとりバードウオッチングは、精神的なバランスを取るためにも必要、と私は思っている。きょうも石森山へ行って、野草ウオッチングをしようかな。

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