台風8号がきょう(7月27日)夜遅くからあす未明にかけて、東北南部の太平洋側に上陸する恐れが強まっている。
南東はるか沖の太平洋で生まれた台風が北西に向かって進み、東北の太平洋側に上陸するとしたら、台風の記録が残る1951年以降初めてのこと、と気象予報士はいう。
台風6号と8号の間に寒冷低気圧があって、反時計回りに動いている。これに沿って8号が南東から北西に進んでいるのだそうだ。
きのう(7月26日)は夜明けと同時に、夏井川渓谷の隠居へ出かけた。日曜日は一日静かにしていたので、週単位のルーティンとして、様子を見ておきたいのが一つ。もう一つは、小白井きゅうりと市販キュウリの支柱を補強すること。
キュウリは、基本的には一本立てだ。それをビニールテープで互いに支え合うかたちで棚をつくる。
一本立てでは暴風に太刀打ちできない。支柱の支柱が必要だ。支柱の両端に別の支柱を合掌式に組み、テープで固定する。いわゆる三本立てというやつだ=写真。
2018年7月下旬、西日本に上陸した台風12号も、東から西へと逆コースをたどったうえに迷走した。このときの隠居の庭の様子はというと、暴風雨圏外なのにキュウリの棚(ビニールテープ)が切れ、つるがひっくり返っていた。新しいビニールテープで棚をつくりなおした。この記憶がよみがえって、夜明けの隠居行となった。
渓谷は平地と山地の接点にある。地形が地形だけに平地より風が強く巻くようだ。雨量もいわきでは平地より山地が多い。何度も痛い目に遭っているので、最初から合掌式にしておけばいいのだが、「省力」ばかり考えて手を抜くから、いざとなると慌てることになる。
ついでに、ハバネロの茎もテープで支柱につないだ。ハバネロは超激辛。ハバネロの国で暮らしたことのある後輩が「イノシシ除けに」と、ポット苗を持ってきた。それを露地植えにしたら、最近、急に育って花をつけ始めた。
以前、「道の駅ひらた」の店頭にハバネロの鉢植えが飾ってあった。さわると皮膚がかぶれる――そんな注意書きが添えられていた。どの部分が激辛なのか。実の中の白いワタ(胎座)に辛み成分が多く含まれているという。葉はさわってもなんともないらしいから、素手でテープをくくりつけた。
ネギはどうやら、さび病は落ち着いてきたようだ。風でもまれ、倒伏するのが必ず出てくる。これは台風一過後に立て直すことにして、小一時間で朝めし前の仕事を終えた。
ところで、台風が日本列島に上陸するとしたら、2年前の令和元年東日本台風以来だ。そのときの惨状がよみがえる。きょう予定されていた役所がらみの集まりは来週に延期された。家の前のごみネットも、ふだんは木曜日まで出しっぱなしにしておくのだが、きょうは回収日ではないので、きのうのうちに引っ込めた。あとはテレビとネットで台風の様子を追うことにする。
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