カレンダーが10月に替わったとたん、外出が増えた。第2週に続いて、第3週もほぼ毎日、予定が入っている。
きのう(10月11日)は、手帳やカレンダーでは祝日の「スポーツの日」だが、すでに東京オリンピックの開会式に合わせて7月23日に移動した。普通の月曜日に切り替わった。とはいえ、どうしても赤い数字に気持ちが引っ張られる。それを現実が引き戻す。
午前中は、中央公民館の市民講座「明治前期、地域における建言や新聞投書――地域民衆の言論活動とその成長」を受講した。
コロナ禍で5月スタート予定が1カ月遅れ、7月に2回目が開かれたところで感染が拡大したことから、会場の文化センターがまた休みに入った。結局、3回目は3カ月ぶりの開催になった。
10月に入っても暑い日が続く。朝晩は長袖が必要だが、日中はそれだと汗がにじむ。午後は2時半ごろ、市役所へ出かけた。国道399号(旧国道6号)沿いのデジタル表示計は、気温が32度を示していた。むろんきのうは朝から半袖だった。
役所へ行ったのは、「ごみ散乱防止用ネット」の申請・配布初日だったからだ。8月下旬に隣組を通じて、市の回覧文書を配った。新型コロナ感染拡大を防ぐ一環ということだった。
個人でも区内会でも申請できる。となると、人は自分の裁量で動く。市に直接申請する人がいる。区内会に申請を任せる人がいる。
個々に申請してください、あるいは区が一括して申請します――どちらかでいくしかない。わが区は一括申請をすることにして、その旨、回覧チラシをつくって各隣組に回した。
役所に足を運んで必要な書類と集積所マップをもらい、現況を調べて準備をすませ、1台の車では積みきれないので、副区長と2台で出かけたのだが……。
ごみネットはこの日予定の枚数がなくなったらしく、あとで連絡するという。そのうえ、1カ所、すでに取りに来たところがあるという。一括申請の回覧を配っても独自に動く人はいる。
隣の窓口でも同じことが起きていた。「ここはもう取りに来たようです」。区長さんは「一括でやると決めていたのに」。市の回覧文書がどっちでもいいようなあいまいな表現だったのが原因、という指摘に同意しながらも、空戻りするむなしさはどうしようもない。
私はいつものように夏井川の堤防を通って帰った。新川との合流部にハクチョウがいたら、今季初飛来の確認ということで気持ちが晴れるが、この暑さでは飛び回るはずもない。
結局、家に帰って庭のホトトギスの花=写真=を眺めて気持ちを鎮めるしかなかった。
今朝は起きると曇天、風が冷たい。吉野せい賞選考結果発表のために市役所の記者クラブへ出かけるころには、雨になっているだろう。
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