デジタル技術にくわしい若い仲間の力を借りて、ブログをSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のツイッターとフェイスブックにも投稿できるようにした。朝はそのためにSNSのタイムラインをのぞく。
アナログ人間だが、デジタル機器を使うようになって四半世紀。SNSを利用することで、いろんな人とリアルタイムでつながることができるようになった。特に、最近はEメールの代わりにフェイスブックのメッセンジャーを使って情報のやりとりをしている。フェイスブックの魅力はそこにある。
ところが、おととい(10月5日)早朝――。ノートパソコンを開いてフェイスブックにつなごうとすると、画面に「接続できない」という表示が出た。
パソコンの液晶画面が乱れるようになって、だいぶたつ。新しいパソコンはすでに買ってある。が、画面の縁を少しいじると、またクリーンな画面に戻る。なんとかなだめながら使っている。
で、最初はパソコンがいかれたか――そう思った。しかし、ツイッターはいつものように見られる。インターネットへの接続も問題はない。
こちら(ノートパソコン)ではなく、あちら(フェイスブック)に不具合がおきたのではないか。ならば、待つしかない。アナログ人間でも、何度かトラブルを経験しているうちに、少しはネットのリテラシー(理解力)がついてきたようだ。今回はパニックにならずにすんだ。
ツイッターで情報を探すと、NHKのニュースがアップされていた。「日本時間の5日午前1時前後から、サービスに障害が発生した」「影響は世界的とみられる」。なんてこった。
ちょっと間をおいては接続を試みること数回、朝7時半ごろになってやっとフェイスブックの画面が現れた。しかし、ブログの投稿はスムーズにはいかない。8時近くになってようやくアップしたブログがフェイスブックでも読めるようになった=写真。
「フェイスブックはグループ全体で35億人を超えるユーザーを擁する」(ニューズウイーク日本版)「フェイスブックを毎日利用するユーザーは世界で20億人近く」(ロイター通信)。巨大なネットワークを誇るSNSのひとつが、数時間にわたって遮断された。影響は甚大だろう。
私は一日のうち何回かチェックするだけの低レベル利用者だが、それでも早朝の不具合は困った。フェイスブックでコミュニケーションを取っている人たちは、7時間前後の通信障害はこたえたろう。
アナログ、たとえば地域メディアの場合だと、不具合はその地域限定だが、デジタルメディアは国境を軽々と超える分、不具合の影響も世界的になる。しかも今回は長時間に及んだ。私たちは便利だが、危うい情報基盤の上に暮らしている。
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