2022年8月23日火曜日

お福分けがドッサリ

                     
 土曜日(8月20日)のブログに、オクラとミョウガの和え物の話を書いた。伏線として、キュウリなどの漬物の話も加えた。漬物があるからこそ副々菜の和え物が生きる――そんな趣旨だった。

 表のテーマは和え物、裏のテーマは漬物、といったところだろうか。漬物がないと味気ない。気持ちも落ち着かない。そうしたことも長々とつづった。

 すると土曜日午後、四倉に住む知人が自分で栽培している野菜をどっさり持って来てくれた=写真。

私は外出していなかった。カミサンに「けさのブログを読んで」といっていたそうだ。ブログは毎朝6時前にはアップする。

 平成19(2007)年秋に夕刊を発行する会社を辞めて、やっと「締め切り」のない生活を楽しめると思ったのも束の間、年が明けると次第に落ち着かなくなった。

 ちょうどそのころ、若い仲間から「ブログをやりましょう」と声がかかった。アナログ人間なので、デジタルの知識・技術にはうとい。「全部セットします、文章を打ち込むだけでいいです」というので、翌平成20年2月下旬、「新聞コラム」の感覚で「ネットコラム」を始めた。

 一日に1回は自分に「締め切り」を課する。一日をその「締め切り」を軸にして編集する。そうして、夏井川渓谷の隠居に泊まったときや、旅行をしたとき以外は毎日アップしてきた。満14年がたった今、記事は5000本を超えた。

それはさておき、ちょうだいした野菜は長ナス(紫色)・白丸ナス(緑色)・万願寺とうがらしのほかに、昔野菜(伝統野菜)っぽいキュウリがあった。

お礼を兼ねて本人に確かめると、「昔きゅうり」は有名な種苗店から仕入れた「相模半白」という固定種だった。

いわきにある昔野菜の「小白井きゅうり」も半白系だ。ただし、相模半白よりはややずんぐりしている。

夕方、相模半白を糠床に入れて、翌朝取り出した。小白井きゅうりは塩湯を冷まして漬ける「どぶ漬け」が基本だが、とりあえず糠漬けにしてみた。皮は薄いがやや硬い。中身は軟らかくてみずみずしい。

なるほど、そういうことか。どぶ漬けは適宜、皮をむいて漬ける。糠漬けの相模半白も皮をむいたら、中身のやわらかさとみずみずしさが際立った。

万願寺とうがらしは京野菜の一つ。辛くない。「食べるとうがらし」だ。焼いて食べた。ナスも同じように焼いて食べた。それが、土曜日の夜。

翌日曜日は午前中、夏井川渓谷の隠居で土いじりをしたあと、山を越えて三和町のふれあい市場へ出かけた。

梅干しその他を買った。三和町産の「昔きゅうり」があったので、試しにこれも一袋買った。

こちらは最初から皮をむいて糠床に入れた。皮がないので漬かりが早いかと思ったが、5時間程度では半漬かりだった。やはり、朝漬けて夕方取り出す、というのがいいらしい。

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